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キレてないですよ!!残念ながら長州子力の話ではありません。 『長州ファイブ』は、日本の将来を憂う若者が海外に渡り、日本の工業などの発展のため学ぶ歴史作品です。(2006年公開) |
■物語
みなさん、幕末といえば、坂本・高杉・木戸・西郷・大久保などの攘夷派と、慶喜、勝、新撰組といった幕府軍の争いをイメージしませんか?この作品は、その幕末の時代、海外に行って勉強をしていた若者の話です。 時は、幕末、海外からの脅威にさらされる日本の若者は、海外に対して弱腰の幕府に対する反感から攘夷活動(外人を切るなど)が活発化していた。 |
そんな中、長州(山口)に志道聞多(北村有起哉) は今の攘夷活動に対して疑問を感じていた。そこで、聞多は、藩に「生きた機械となって帰ってくると約束のもと」イギリスへ留学の許可をえた。イギリスに渡るのは、聞多に加え、山尾傭三(松田龍平) 、野村弥吉(山下徹大 )、伊藤俊輔(三浦アキフミ)、遠藤謹助(前田倫良) の計5名。
彼らは、長い航海の末、イギリスに渡り、勉強を始めるが・・・
ちなみに、「蛍の光」はスコットランドの民謡が元だったみたいですよー。
■ポイント・見所
・目の不自由な女の子を山尾が剣術で救うシーン
・工業化が進むことで失われることもあるという女の子からのメッセージ
・山尾がグラスゴーの造船所を去るシーン
■名言(ネタバレ)
「祖国のために生きたる機械になる」山尾
「忘れるな、技術者こそ真の革命者であることを」グラスゴーの造船所の先生
「この国には<持つ者>と<持たざる者>がいる。その2つは決して交わることはない」
■評価
amazon:4点(5点満点)、レビューは3
映画生活:84点(100点満点)、レビューは39
良い評価としては「今時の軟弱な日本人に見せたい」、悪い評価としては、「盛り上がりにかける」があげられます。いかんせん、レビューが少ないので、評価に偏りがあると感じられました。歴史に興味がない人はまず見ないでしょうけど、歴史に興味がない人は眠くなる内容です

伊藤、井上意外はマイナーともいえるこのメンバの映画化に評価。70点(100点満点) 一番期待していた国内に戻ってからの話が映像化されていなかったのが非常に残念。今の格差社会についても少し考えさせられるかも。
長州ファイブのその後
伊藤博文(伊藤俊輔) 初代内閣総理大臣
井上勝(野村弥吉) 初代鉄道局長官、鉄道開通(新橋-横浜間)
井上馨(志道聞多) 初代外務大臣、内務、大蔵など歴任
遠藤謹助 大阪造幣局長、「桜の通り抜け」を発案
山尾庸三 工部卿、法制局長官、東大工学部設立
この5名はロンドン大学において長州ファイブ (Choshu Five) として顕彰碑が建てられています。(本作品では触れられていません。もっと面白くできたのではと悔やまれます。)
■こんな人にオススメ
1位:幕末の歴史ファン
2位:なし
3位:なし
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平和への願いをこめて・・・ 『墨攻』(ぼっこう)は、中国の戦国時代を舞台に策略家が知略を練って城をまもる歴史アクション作品です。(2007年公開) |
■物語
紀元前370年頃の中国は、7国がひしめく戦国時代でした。趙軍に攻められる危機にある小国の梁城城主・梁溪は、反戦を説く墨家に協力を依頼した。墨家は依頼を拒否したが、革離(アンディ・ラウ)は、墨家の命にそむき単身、梁城へ乗り込む。梁溪は、趙軍に対し降伏を考えていたが、降伏しても奴隷にされるだけだと問われ、趙軍と対峙することを決意する。 |
革離の数々の知略によって趙軍を撃退していくにつれ、革離は民の人心を得ていく。その革離の人気に嫉妬した梁溪は・・・
梁溪の息子である梁適(チェ・シウォン)、弓の名人の子団(ウー・チーロン)、革離のライバル趙軍将軍の巷淹中(アン・ソンギ) 、梁城の騎馬隊でありヒロイン逸悦(ファン・ビンビン)。革離とかかわった彼らの運命は・・・
■ポイント・見所
・攻城戦(硫黄の粉、糞による防火、井戸破壊、気球?)
・捕らえられた逸悦の運命は?革離と逸悦の恋の行方は?
■名言(ネタバレ)
「勝利は命に勝るものとお考えですか?」革離
「有意義な生こそが我が命」巷
■評価
amazon:4点(5点満点)、レビューは17
映画生活:75点(100点満点)、レビューは43
良い評価はばらけているが多いのが「アンディ・ラウがカッコイイ」という点です。それ以外としては、「スケールの大きさ」「民に身を賭して守る姿」など。悪い評価としては、「現実離れ」「感情移入できなかった」などがあげられます。
テーマは、平和への願いと感じたが、それにしても後味が悪かった。結論は、暴君のいる国には未来がないということでしょうか。50点(100点満点) 結構、過激な内容も含まれますので女性にはあまりオススメできません。
■こんな人にオススメ
1位:古代の戦争が好きな方、中国:戦国時代の好きな方、原作のファン
2位:アンディ・ラウのファン
3位:アクションの好きな方
■イメージ映像
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おかえりなさいませ、ご主人様、いえ、 お客様。 『The 有頂天ホテル』 は、大晦日の夜10時から年明けまでの2時間に、ホテルで起こる奇跡を描いたドタバタ・コメディ作品です。(2006年公開) |
■物語
物語の舞台となるホテルアバンティは、大晦日の夜10時、カウントダウンパーティーに向け、スタッフ一同準備をしている。(総支配人の二階堂源一(伊東四朗)、副支配人の新堂平吉(役所広司)を筆頭に、アシスタントマネージャーの矢部登紀子(戸田恵子)、客室係の竹本ハナ(松たか子)、ベルボーイの只野憲二(香取慎吾)など。) |
しかし、そこへ汚職国会議員の武藤田勝利(佐藤浩市)、コールガールのヨーコ(篠原涼子)、死にたがる演歌歌手の徳川膳武(西田敏行)など問題を起こす客が多数くる。一方、カウントダウンパーティでショーを担当している芸能プロ社長の赤丸寿一(唐沢寿明)は、不幸せな歌手の桜チェリー(YOU)をはじめとする芸能人がトラブルをおこしカンカン。
一見、関係ないような多くのエピソードが最終的にいきつく先は・・・。
なお、横浜のホテルニューグランドがモデルです。
■ポイント・見所
・著名な登場人物が多数出演(生瀬勝久、石井正則、オダギリジョー、津川雅彦、川平慈英など他多数)
・ホテルの内側と外側
・アヒルとのおっかけっこ
・憲二の歌、ハナの変装、ヨーコの逃走・進入
・カウントダウンパーティー(チェリーの歌)
■名言(ネタバレ)
「家族はいつもやさしい言葉をかけてくれるとは限りません。たまには厳しい助言があってこその家族です。」平吉
「ここはお客様にとって第2の我が家、ですから”お帰りなさいませ”と」平吉
「俺が次にきたときもお帰りなさいと迎えてくれるのか?」勝利
「もちろん、家族ですから。お待ちしております。いってらっしゃいませ。」平吉
「帰りは遅くなる」勝利
■評価
amazon:4.5点(5点満点)、レビューは59
映画生活:69点(100点満点)、レビューは140
良い評価では「テンポが早い」「笑える」「これだけの個性的な役者1人1人がいきていたのはすごい」という声がある一方、悪い評価としては、「説教じみた内容」「笑いのツボが違う、笑いが古い」などがあげられます。笑いに関して厳しい人、シュールな笑いが苦手な人にはおすすめできないかもしれないです。
個人的には、流れるようにストーリーにそれぞれの背景が重なる芸術的な作品に75点(100点満点) しいてあげるなら、詰め込みすぎて、発散してしまったような気も。
■こんな人にオススメ
1位:流れるようなストーリーが好きな方、24の好きな方
2位:三谷幸喜のファン、シュールな笑いが好きな方
3位:ホテルで働いてみたい方、ホテルの裏側を見てみたい方
このブログについて
みなさんは、ネットで良い評価がされている映画・ドラマを期待して見たけど、がっかりしたという経験はありませんか?
このブログでは、客観・主観を織り交ぜ、「こんな人にオススメします」という視点で評価していきます。
ぜひ、映画・ドラマを見る際の参考にしてもらえると幸いです。
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